アクタの芥

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zoom RSS 真田丸

<<   作成日時 : 2016/06/05 17:20   >>

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今年の大河ドラマである「真田丸」を毎週欠かさず鑑賞しています。僕が大河ドラマを録画してまで毎週観ているのはとても久しぶりです。このドラマは最初から切り口が良かった。武田家の滅亡からはじまり今は豊臣家の人質として奔走する境雅人さんが演じる真田信繁(幸村)は、これまでの“幸村象”と随分違います。

いわゆる以前の真田幸村の基になっている人物像は、江戸時代の講談師たちが創りあげた義に厚い有能で不遇の武将でした。でも近年の歴史考証は新事実と発見に溢れており従来の戦国武将像は修正を余儀なくされているようでして、例えば信繁(のぶしげ)が若き日に秀吉の黄母衣衆(使番《伝令役》という側近衆)として奔りまわっていた事実は最近判明したそうです。そういう意味で信繁と豊臣家は繋がりが深かったということが自然と理解できるようにドラマはきちんと演出されています。

歴史好きと自負していた僕がこのドラマで衝撃を受けたのはもっと根本的な事でした。武田家滅亡の僅か3ヶ月後、織田信長は本能寺の変で歴史の舞台から退場していた事です。これには驚きました。どうも織田信長に興味がなかった若き日の僕は武田家滅亡と信長の自滅に好奇心を持たなかったようです。今更ながら不覚でした。天下の風雲児信長が武田家を滅ぼしてたった3ヶ月後に謀反で死亡していた事実をきちんと踏まえていれば、僕の戦国時代の見方はかなり違ったものになっていたことでしょう。少なくとも信長の見方は変わりました。よくドラマで信長が本能寺の変で潔く散る演出を観ますがまずあり得ません。信長の野望は道半ばもいいところです。これから50代になることを考えれば信長にやれることは沢山あったでしょうからさぞ無念だったことでしょう。比叡山も焼き払った度胸がある信長ですから、もし彼が生きていたら朝廷も粛清していたかもしれず日本史に計り知れないインパクトを残したかもしれません。

今後の「真田丸」で注目している人物がふたりいます。ひとりは徳川家康です。大河ドラマで「葵 徳川三代」を観て津川雅彦さんの家康に痺れた僕ですが、内野聖陽さんの家康も実にいい。大物なのに姑息でせこい実業家像が家康のリアルさを感じます。いわゆる時代劇の悪役である家康の“タヌキおやじ”的なつまらなさがありません。今後関ヶ原の戦や大坂の陣など大勝負がありますが、内野聖陽さんの家康であれば安心してドラマを観られます。正直、家康が内野聖陽さんとわかった時は不安でした。大河ドラマ「風林火山」の内野聖陽さんが演じた山本勘助の僕の評価は最悪だったからです。やはりドラマの脚本は非常に重要だと痛感しています。

もうひとり注目しているのは茶々殿です。竹内結子さんの茶々は華があっていいですよね。小悪魔的で裏がない明るい茶々は、はじめて見ました。妖艶だったり恨み節だったり或いは本当に化け物(みた目的に…)だったりと淀の方はあまり良く描かれないものですが、今回のドラマは新しい茶々像を誕生させたと言ってもいいくらい画期的です。僕は非常に評価しております。豊臣家の滅亡の原因を淀の方に押し付けてきたのが従来の歴史観でした。でも、そもそも豊臣政権とは秀吉による独裁体制であり継続性のある統治システムではありません。豊臣政権の悲劇は主家である織田氏の権威を超える為、武家の棟梁である征夷大将軍ではなく公家になる選択をしたことです。公家になることによって権力の継承が複雑化してしまい、秀吉以外秀吉のような権威をもった太政大臣は存在できなくなってしまったのです。

話を戻しますが、とにかく今後の茶々殿と信繁のドラマの描き方を楽しみにしております。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
歴史の年表って自分の興味が向く所しか覚えてない、
良くありますね(笑)日本史とかだと割と好きな時代が
偏るので…なおさらそういう事が増えますね。
…大河ドラマ、昔は良く見てたのですが…
最近はあまり見なくなりました…。
blackaxela
2016/06/07 23:21
blackaxela 様

いつもコメント頂きありがとうございます。

>歴史の年表って自分の興味が向く所しか覚えてない、
良くありますね(笑)

その通りでして、学問として勉強しているつもりではないので尚更偏ってしまいます(笑)最近は大河ドラマ離れと言われて久しいですが、そもそも時代劇にふれることすら少なくなった現代人にとって馴染みがないのだから当然だと思います。演歌も聴かないし清水の次郎長も知らない僕がいるのだから、もっと若い世代が興味を持たないのは自然だと思います。昭和は終わったようです。
アクタ
2016/06/08 23:10

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