アクタの芥

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zoom RSS アルキメデスの大戦

<<   作成日時 : 2016/03/27 02:29   >>

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ヤングマガジンで連載している「アルキメデスの大戦」を最近は読んでいます。この漫画の作者である三田氏は「ドラゴン桜」や「砂の栄冠」などヒット作を安定して世に送り続けている方です。三田氏の作品テーマはズバリ“お金”でして、現代の日本人からするとお金で例える物語が共感と理解に直結するから注目されるのかもしれません。

この「アルキメデスの大戦」の舞台は1933年(昭和8年)の帝国海軍という官僚組織です。そして巨大戦艦の選考を巡る権力闘争に巻き込まれる櫂 直(かい ただし)という青年が主人公でして、非常に芯の強い性格で数学の天才という人物だったりします。今現在の物語の主軸は巨大戦艦の見積もりに関する悶着ですが、この巨大戦艦こそ「戦艦大和」に違いありません。

純国産の戦艦建造として多数の計画案があった裏には、もしかしたら海軍内の権力闘争やら発注を請け負う業者の利権などが複雑に絡み合っていたとしても不思議ではありません。過去、帝国海軍と政界を揺るがした「シーメンス事件」なる一大疑獄事件もあった訳ですし、官僚組織と賄賂はコインの表裏みたいなものです。ある意味リアリティを感じます。

帝国軍人というと主義主張とか潔癖で堅物なんてイメージがありますが、実はそうでもありません。山本提督や米内提督など芸者を多数引き連れて練り歩いたりとか面白エピソードは沢山ありますし、悪名高い辻参謀など謀略と策略で高級参謀や将軍の左遷を成功させています。何より意外なのは2・26事件のクーデターを決行した青年将校たちは相当打算的な野心を抱いた連中だったりします。世間一般では今でも正義感で立ち上がった志士だと一部で思われているようですがとんでもありません。これら青年将校たちは陸軍内の権力闘争も計算して行動しており、有力な将軍には決起の見返りに陸軍内のポストまで打診していたそうです。

帝国陸軍では満州利権と人事権を巡る権力闘争があり、帝国海軍もまったく綺麗な組織ではなくしっかり腐敗と権力闘争があったと思います。海軍内での利権といえば、やはり艦船の建造や軍備計画でしょう。今どきでは仮想戦記よりこのような歴史ドラマのほうが正直面白いかもしれません。

そういえば「太平洋戦記3」のパワーアップキットは「大和計画」です。テーマは違いますがモチーフは一緒なのでこちらも今後に注目していきたいですね。

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コメント(2件)

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洋の東西問わず、組織の大小にかかわらず
そこに利権が存在すれば、何らかの癒着は
有りますよね。ましてほぼ独占的な決定権を
持っていれば…。公明正大な組織…どこかに
存在する…のでしょうか??
blackaxela
2016/03/27 23:57
blackaxela 様

いつもコメント頂きありがとうございます。組織が何かを判断するとき、明確な判断基準があるとさほど混乱しませんが、新しい価値観や可能性が示されたとき組織は判断に混乱し迷走するのかもしれません。

健全な組織とは、重要な判断を迫られたとき決定権者にはっきりと一任する体質と文化がある組織かもしれません。外野や何かの権威なる不明瞭な存在が判断を邪魔する組織は、不正や無意味な権力闘争の温床なのかもしれません。
アクタ
2016/03/29 22:06

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